ステッピングモータは、筒状のステータ(固定子)の中で円柱状のロータ(回転子)が回転する構造をもっています。回転子には 永久磁石があり回転子の外周部はギアの様に「ギザギザ」な形状です。
一方、固定子はこの回転子の形状(ギアの歯)にほぼ対応する「ギザギザ」の鉄心を持っています。 固定子の鉄心には電線が巻かれコイルを構成します。このコイル(電線)に外部から電流を流して電磁石を形成し、回転子の永久 磁石の磁力との相互作用で回転子が回転します。

ステッピングモータを回転させるためには、ステッピングモータのコイルに流す電流を切り替えて電磁石の状態を変化させます。 モータの内部に複数のコイルがあり、どのコイルとどのコイルに電流を流すかの組み合わせで回転を操作します。コイルの電流を 切り替えた瞬間、モータの回転子は一定角度回転します。
コイルの電流を切り替えるのがドライバの仕事です。

ステッピングモータのコイルに流す電流を一回切り替えるごとの回転量(回転角度)を「基本ステップ角度」と呼び、2相ステッ ピングモータでは通常1.8°、5相ステッピングモータでは通常0.72°です。
電流を複数回切り替えれば、モータは基本ステップ角度と切り替え回数を掛算した角度だけ回転します。電流を切り替えるタイミ ングはパルス指令としてコントローラからドライバに与え、パルスがひとつ与えられる度に電流が一回切り替わります。

ステッピングモータが回転する角度は、コントローラがドライバに与えるパルスの数で決まります。 従って、1秒間のパルス数(つまりパルスの周波数)によって回転速度(つまり1秒間に回転する角度) が決まります。パルスの周波数を2倍にすれば回転速度も2倍になります。

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